こんにちは。2020年にクロアチアでクロアチア人パートナーと結婚したシュガーです。
私達はまずクロアチア方式での婚姻手続きを取り、ザグレブの日本大使館に日本式の婚姻届を提出しました。クロアチア移住&クロアチア人との婚姻手続きに関しての最新情報がなかなか見つけられずに苦労したので、実際に私達が踏んだ手続きを順番に説明出来たらと思います。
渡航前に日本で準備するもの
- 戸籍抄本 or 謄本 ×3
- 上記の内、1枚にアポスティーユを申請(日本で外務省に申請)
- アポスティーユ付1枚をクロアチア語に翻訳(クロアチアで依頼)
- 1枚は後にコピーと共に日本大使館に提出
- 戸籍抄本or 謄本のコピー ×1
- 婚姻後、日本大使館に提出用
- 海外旅行保険とその英語証明書
- 配偶者ビザ申請に必要
- 英語の最終学歴証明書
- クロアチア企業で働く場合にいずれ必要になってきます
#婚姻での一時滞在許可申請には犯罪履歴証明書は必要ありませんでした。
過去の申請時には必要で、未だにクロアチア警察署や大使館のHPにも書いてありますが、2020年10月時点では要りませんでした。警察にも確認したところ、公式HPのアップデートが出来てないとの事でした。(公式でそれってどうなの?)
入国したら、まずは滞在登録が必要
三ヶ月以内に婚姻をして一時滞在許可申請をする場合も、滞在登録は必須
まずクロアチアに入国したら、これから住む予定の地域の管轄警察署で【滞在登録】を家主(婚姻の場合はパートナー)と共にしましょう。因みにクロアチア旅行時も申請必須ですが、ホテル滞在時はホテルオーナーが申請してくれますので何もしなくて結構ですよ。
これは滞在予定日が3ヶ月以内(日本人がVISAなしでクロアチア滞在可能な日数)であっても、必ず必要な手続きになっているのでご注意下さい。
因みに私達は勘違いして「3ヶ月以内には結婚するし、そしたら婚姻理由での一時滞在申請するし大丈夫だよね〜」と婚姻手続き開始する2週間放置しており、後ほど警察に怒られました…。
在ザグレブ日本大使館で出生証明と婚姻要件具備証明書を作成依頼
必要書類
- 個性抄本or謄本 ×1
大使館で申請する書類
- 出生証明
- 婚姻要件具備証明書
無事に滞在登録をしたら、次は戸籍を元に婚姻要件具備証明書と出生証明を作成します。こちらはザグレブにある日本大使館でお願いすることになります。
因みに戸籍抄本と戸籍謄本のどちらを選んで翻訳しても大丈夫ですが、戸籍抄本をオススメします。
なぜなら私が戸籍謄本を選んで、めちゃくちゃ面倒くさかったからです‼ 戸籍謄本は家族の戸籍詳細分も記されるのて、ページ数も情報量も多くなるんですよね。そして日本大使館はもちろん良心的なお値段(確か500〜600 円)ですが、後ほど法廷翻訳人を通しての戸籍抄本のクロアチア翻訳が必要になってきます。ここでページ数が物を言うんです(笑)戸籍謄本はページ数が多いので日本円で7500円くらい+送料で結構なお値段になりました。
法廷翻訳人を通して戸籍謄本をクロアチア語に翻訳
日本の戸籍抄本or謄本をクロアチア語に翻訳
婚姻の手続きをする登録役所への提出用に、アポスティーユ付きの戸籍抄本or謄本をクロアチア語に翻訳が必要です。こちらは在ザグレブ日本大使館HPに3人推薦されているのでそちらから選択すれば良いと思います。
私達は日本大使館HPに推薦されていた法廷翻訳人の3番目の方にお願いすることになりましたが、親の名前・住所を全て間違える(20ヶ所!)という最悪な翻訳結果でしたのでオススメ致しません。
許せないのが、漢字での日本の地名や名前等は難しいだろうと、こちら側で全てローマ字読みを書いて説明していた上で大量の間違えをされた事です。親の名前を間違えるって…一度でも見直しをしていたら必ず気づくべきプロとしてありえないミスです…。こちら側で確認をしっかりせずに提出していたら大変なことになっていました。これから先通訳を頼む方は1番目か2番目の方を強くお勧めします。
海外保険のクロアチア語翻訳
海外旅行保険をクロアチア語に翻訳
配偶者ビザの申請には保険に加入している事が必須です。
海外旅行保険に加入せずに渡航された方は、クロアチア現地で短期の保険に加入しなければならないのでご注意下さい。
クレジットカードでの海外旅行保険でも大丈夫でしたので、日本のクレカを持っている人は利用がオススメです。その際は保険会社に英語での保険証明書の発行を申請しておくと安心です。(これまたクロアチア語へ翻訳が必要な為)
書類を持って、婚姻役所に婚姻日の申請
必要書類
- 戸籍抄本or 謄本 ×1
- クロアチア語に翻訳した戸籍抄本 or 謄本 ×1
- ザグレブの日本大使館で作成して貰った出生証明と婚姻要件具備証明書 ×1
- パスポート
さて、書類が全部揃ったら居住区の婚姻等をまとめている役所に申請に行きます。
この書類提出時に婚姻日を決めます。クロアチアではお役所でBest manとそのパートナーが見守る中、愛を誓い合いサインをします。私達の場合は私がクロアチア語が理解出来ないので、英語の通訳者の依頼が必要でした。
外国人との婚姻手続きはなぜか即日可能らしく、一粒万倍日だった次の日にしました。
ベストマンが見守る中、結婚!
クロアチア語がわからない場合、英語通訳者の予約が必要!
彼はスーツ(と真っ赤なネクタイ笑)、私はちょっとよそ行きのドレスを来てベストマンとそのパートナーの前で結婚の誓いをしました。
正式な婚姻証明書の発行は明日以降ということで、次の日に取りに行きました。
なぜか英語通訳者が、いやさっきまで寝てたよね!?(笑)って顔で遅刻気味にやってきて、セレモニー中もなんだか汗をかきまくっててワタワタしてたのがなぜかツボにはまり、笑いを堪えながらの式となりました。“愛を誓いますか?(英語)”の質問で笑いが出る前に食い気味に“YES!!!!!!!!!”って答えたら、セレモニー担当の方含め、皆の爆笑が起こりました。そのスキに私も爆笑出来て良かった(笑)
警察署に配偶者ビザの申請
申請に必要な書類
- パスポート
- 海外保険&クロアチア語翻訳
- 婚姻証明書 ×1
- 証明写真 ×3
正式な婚姻後に、警察署で配偶者ビザの申請をする事になります。
日本での住所や家族構成等を聞かれ、指の指紋を取られて終わりです。申請から2週間以内に警察署からの呼出しがあり、婚姻が正式に行われたものか虚偽の婚姻ではないかの質問?があります。これも名前等の簡単なものなどでご心配なく。晴れて婚姻が正式なものだと認められると、そこから3週間以内に居住カードが発行されます。
まとめ
クロアチアでの婚姻手続きは書類の翻訳が必要になる分、お金と時間が結構かかりますので計画的に準備しましょう。
私たちが婚姻をした2020年はコロナの影響で入国の制約もあり大変な時期でした。またクロアチアでの結婚に関しての日本語の情報が殆どなく(あっても10年前など)、最新情報や詳しい手順等が分ればなあと何度も思いました。今回この記事を書いたのはそういった理由からで、いつか誰かのお役に立てば嬉しく思います。勿論、情報は頻繁に更新されるので今回の記事も鵜呑みにはせずに、しっかりと公式大使館の情報やクロアチアの現地情報を確認するようにしてください。
どうぞ素敵なクロアチアライフを願っております。