クロアチアの治安は良い?悪い?在住者が伝える5つの注意点

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クロアチアはヨーロッパ内でもとても治安が良い安全な国です。
その一方で、近年では観光客を狙ったスリ等の軽犯罪が増加しています。

クロアチア旅行を思いっきり楽しむために、クロアチア観光で気を付けて欲しいポイントをまとめました。

クロアチアは世界治安ランキングで第14位!

クロアチアは2021年度の世界治安ランキングで14位(numbeo)を獲得しており、世界でも有数の安全な国です。(因みに日本は第9位)

海外旅行先として人気のあるイタリア(68位)・アメリカ(80位)・フランス(89位)と比較しても、クロアチアはかなり安全だと言えますね。
一方、日本とは常識や環境が違うのでトラブル回避のためにも自分の身は自分でしっかりと守るように心がけたいところです。

それでは章ごとに観光時に気を付けるポイントを説明していきます!

観光時の5つの注意ポイント

トラムではスリに注意!

日本や韓国などアジア人観光客を狙ったスリの被害が多発しています。
スリ集団を見分ける1つのポイントとしては、「年齢が異なるグループ(10代と30代など)」「褐色の肌に黒髪」です。

「カバンを触られたら気づくだろう」と思っていても、相手はプロです。
ほんの一瞬のスキをつくので、メトロやバス・人通りの多い道では必ずバッグは手前に持ちましょう。カバンやリュックは必ずジッパー付きのものを利用して、出来たらカギをかけられるものだと安心です。

最近はスリ集団の一人がトラム内や道端で話しかけターゲットの気をそらしている隙に、スリ仲間が背後から貴重品を盗む手口が発生しています。
混雑しているトラム内でフレンドリーな優しそうな人が話しかけてきたら、必ずバッグに手をかけて「警戒している」ことを見せましょう。
スリ集団は盗みやすそうな観光客を狙うので、「しっかりと対策をしている」ひとたちは狙われにくいです。

そして盲点ですが、小さな子どもにも注意が必要です。

私が実際に体験したことですが、昨年(2021年)昼間にザグレブバスターミナル付近を歩いていたときに、10mほど離れたところを70歳代のおばあちゃんが一人で歩いていました。すると前方から来た学校帰りのような格好の10、11歳前後の褐色肌&黒髪の小さな子ども2人が、すれ違いざまにおばあちゃんの荷物をひったくろうとしたんです!!

クロアチア人の夫と一緒だったので、彼が「なにしてるんだ!」と怒鳴って追い払い、おばあちゃんも荷物も無事でした。なんの前触れもなく、いきなり手をかけて盗もうとしたので、目の前で起こったことが信じられませんでした…。
レアケースですが実際に起こっていることも事実なので、小さなこどもでも堂々とそういう行いをする可能性があることを認識して、常に注意を怠らないようにしてください。

必ずおつりの金額を確認!

ドブロブニクやスプリットなどの観光地で気を付けたいのが【おつりのすり替え

目の前でおつりを数えるのは少し失礼かな…と躊躇するかもしれません。
でも後から「お金が足りない。もしかして…」と後悔したり悲しい気持ちになるよりかは、自分のお金は自分で守りましょう。
特に市場などでは、店員さんの目の前でしっかりと金額を確認するようにしましょう。

置き引き

カバンをテーブルの席においてトイレやコーヒーを買うなど、日本では安全な場合でも海外では注意が必要です。足元などに置いてしまうと、置き引きに合う可能性が高まります。
旅行中は必ずバッグやリュックを自分の目の前に置きましょう。

フーリガン

サッカーの試合がある日は少しだけ用心が必要です。
2019年のワールドカップで準優勝したことから分かるように、サッカーはクロアチアの国民的スポーツで熱狂的なファンが沢山います。

試合のある日はサポーターはバーでお酒を飲みながら応援することが多く、試合の勝敗によってはトラブルに発展することも。酔っぱらったサポーターはフーリガンになることもあるので、酔っぱらった集団には近づかないようにしましょう。

地雷

クロアチアは1991年の旧ユーゴスラビアからの独立での紛争時に埋められた地雷が残っている地域があります。

有名観光地やツアーで行くエリアは除去が完了していますが、レンタカーを借りて自分たちでクロアチア旅行をする際はしっかりと注意をしてください。地雷が残っているエリアではどくろマークの看板があるので、絶対に近づかないように気を付けましょう。

万が一、被害にあってしまったときは

被害を受けたエリア管轄の警察署で紛失(盗難)証明書を取得することになります。
万が一、被害にあってしまいパスポートの再発行が必要になった際は、在クロアチア日本国大使館旅券の盗難等による手続きが必要になります。

警察:電話 192または112 (※112は、緊急通報の共通番号)
消防:電話 193または112
救急:電話 194または112
在クロアチア日本国大使館:開館時 電話(385-1)4870-650

在クロアチア日本国大使館HPより

おわりに

今回はクロアチア旅行時の注意点をご紹介しましたが、クロアチアは基本的にとっても安全で、優しい人が本当に多い国です。
観光時は今回ご紹介した対策やちょっとした意識を心掛けながら、クロアチア旅行を楽しんでくださいね。
素敵なクロアチアの思い出ができますように!

参考資料:外務省クロアチア安全対策基礎データ
     Republic of Croatia Ministry of Interior
     在クロアチア日本国大使館

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