期間限定(2022.2月1日~3月末)で東京の「WORLD BREAKFAST ALLDAY」でクロアチアの朝ごはんが食べられます!
機会があれば是非行ってみてください。詳しい記事はコチラから↓
皆さんクロアチア料理で有名な食べ物と聞いて、何が思い浮かびますか?
パッと思い浮かんだらクロアチア通認定です!
なかなか日本とは馴染みのないクロアチアですが、実は日本人好みの味の料理がたくさん!
今回は筆者が思わず「美味しい!」と言葉がもれたもの含め、おススメのクロアチア料理をご紹介します。
メイン料理
チェバプチチ・Čevapi
クロアチアに来たら絶対に外せないチェバプチチ。
クロアチアの人たちは愛情をこめて、「チェバピ」と呼んでいます。
ハーブを練りこんだ楕円状の形でグリルでしっかり焼いたもの(ちょっぴり焦げているものが美味しい)が多く、レストランでは5本・10本・15本と量を選べます。サイドとしてレピニャ、生の玉ねぎ・アイバルソースが付いてくることが一般的です。
サルマ・Sarma
クロアチアの家庭料理といえばサルマ!
ひき肉とお米を発酵させたキャベツの葉で包んだ料理です。日本のロールキャベツに似ていますが味は別物!
酸味のあるキャベツとシンプルなひき肉の旨味がなんだか癖になる一品です。つぶつぶとしたお米の触感が良いアクセントになっています。
野菜とベーコンのスープがしみ込んだサルマは、もう一つ、やっぱりもう一つ!といくらでも食べれてしまいます。
肉詰めパプリカ・Punjena Paprika
プニェナ・パプリカはサルマのパプリカバージョン
中の具はサルマと同じでひき肉と少量の米になりますが、サルマと異なるのは煮込むスープ。
使用するパプリカは薄い黄緑色で、濃い色のものに比べるとパプリカ味があまりないのが特徴です。一方スープはパプリカ&トマトベースの濃厚なものになります。パプリカパウダーの旨味がギュッと中のひき肉に詰まっているので、噛むほどにじゅわ~と肉汁と共にパプリカの味が広がります。
日本ではパプリカ料理はなかなか目にしないので、ぜひとも試して欲しい一品です。
豚のロースト
クロアチアのクリスマスの定番料理といえば、豚のロースト。
都市部を離れると、自宅の庭のグリルでぶたの丸焼きを作る家庭がたくさん。一頭買いした豚を自ら処理して調理します。
皮はパリっ・中はしっとりジューシーな豪華な丸焼きは、塩のみの味付けで充分すぎるほど美味しいです。日本のおせちのようにクリスマス当日から数日かけていただきます。
グラーシュ・Gulaš
東欧の伝統料理・グラーシュ。
ハンガリーが起源で、そこからオーストリア・クロアチア・スロベニアなどの東欧に広がったと言われています。
サラサラとしたスープタイプとトロリと煮込まれたシチュータイプの2種類があります。
見た目は日本のビーフシチューに似ていますが、これも全くの別物。
かなりシンプルな味付けと材料(牛肉・玉ねぎ・パプリカ)で、コクがあり濃厚というよりかは、かなりあっさりとしています。
ザグレブ風カツレツ・Zagrebački Odrezak
ハムとチーズを薄く伸ばした子牛の肉で挟み巻きしてパン粉を付けてグリルしたザグレブ風シュニッツェル。
伝統的には子牛のお肉を利用しますが、近年では観光客に合わせてポークやチキン・ターキーなどのチョイスも増えてきています。
フライドポテトやグリーンピースリゾットが付け合わせになります。
サクサクとした外側とトロリとしたチーズが美味しいカツレツです。
料理としてはシンプルですが、どこで食べてもハズレがなく美味しいですよ!
スカンピ
シーフードが美味しいアドリア海沿岸エリアでは、是非食べて欲しいスカンピ。
シンプルなグリルで提供されることが多く、素材の美味しさを存分に堪能できます。
マグロのステーキやタコのグリルサラダも新鮮でおすすめですよ。
トリュフパスタ・Fuži
トリュフが名産のイストラ半島で食べて欲しいトリュフパスタ・Fuži
約4cmの長さのチューブ型をしていて、チーズやトリュフなどのクリーム系のパスタとの相性バツグンです。
トリュフがたっぷりかかった豪華なパスタはなかなか日本ではお値段も張りますが、クロアチアではとってもお得にいただけちゃいます。
ロヴィニやモトブン、プーラなどのイストラ半島都市を訪れる場合はマストな料理です!
ペカ・Peka
海岸沿いエリアでは有名なクロアチア伝統料理ペカ。名前を耳にした方も多いんじゃないでしょうか?
友人同士の集まりやパーティーなどでよく振る舞われます。友人みんなでお酒を飲みながら下準備をして火を起こし、話をしつつ出来上がりを待ちます。
内陸部では豚やラム・イノシシなどの肉、沿岸部ではタコや魚などのシーフードにじゃがいもを入れて作ります。調理方法はシンプルで、浅めの大きな鉄鍋に材料を入れ、レンガでできたオーブンで炭を焼いて、その灰に鍋を入れてじっくりと蒸すだけ。特別な味付けはなく、素材の味を生かした料理ですが、蒸されるうちに旨味が凝縮されていて、一口食べると思わず「美味しい!」と声がもれますよ。
前菜・サラダ
タコのサラダ
アドリア海で採れた新鮮なタコは軽く茹でたあとグリルされていて、柔らかくて旨味たっぷり。
ドブロブニクやロヴィニなどの沿岸地域のレストランでは定番の前菜です。
クロアチアではジャガイモと一緒に食べることが多く、意外なコンビネーションに舌鼓間違いなし!
クロアチアに来たら、絶対に食べるべき一品です。
ロシアンサラダ
クロアチアの定番サラダといえば、ロシアンサラダ。
人参・じゃがいも・グリンピース・ピクルスをサワークリームとマヨネーズで和えたものです。
ピクルスの酸味とお野菜、マヨネーズのコクが美味しくて、手が止まらない中毒性のあるサラダです。グリーンピースが苦手でも、なぜかこのサラダだけは食べられる人も多いんです。
じゃがいも・人参・グリンピースは下茹でが必要かつ、すべての材料を細かくみじん切りにしなければならないので、手間のかかるお料理です。作るときは大量に作って、数日楽しむことがほとんど。
とっても手間がかかるけれど美味しいこのサラダは、イースターの朝やクリスマスの定番です。
クーレン・Slavonski Kulen
クーレンは、塩・パプリカ・ガーリックで味付けして熟成させたスパイシーなクローバー型の豚肉サラミ。
上質な部分だけを利用して作られていて、高級品の位置づけ。ビールととっても相性が良いです。
レストランでも食べられますが、スーパーマーケットの肉製品売り場でもグラム売りされているので、機会があったらぜひ試してほしい一品。
クロアチアのパスタスープ
骨付きのとり肉・人参や玉ねぎの皮など、チキンとお野菜の栄養をたっぷりと取って作られます。
くたくたになった人参とホロホロのチキンが舌の上でとろける黄金のスープです。
仕上げに1分ほどで茹で上がる細いパスタを入れて出来上がりです。
軽食・デザート
ブレク・Burek
チェバピと並んで国民的B級グルメのブレク。パン屋(ペカルナ)での不動の一番人気です。
ひき肉やチーズ・ポテト・ジャムをパイ生地で包んだパンになります。
筆者はひき肉とポテトのブレクが大好きで、タバスコと相性がよいので、辛い物が好きな方はお試しあれ。
値段の安さも魅力の一つで、一個7kn(120円)~と小腹が空いたときにおススメの街歩きフードです。
シュトゥルクリ・Štrukli
小麦粉で出来た柔らかい生地にカッテージチーズを挟んでオーブンで焼いたグラタン風のお料理です。
トリュフやパプリカを挟んだおかず系とはちみつやりんごジャムを挟んだおやつ系の2種類があります。アッツアツの生地にとろけたチーズが最高に美味しいです。
ザグレブの主要なレストラン(専門店(La Struk)も!)にはメニューにおいてあるので、クロアチア名物として試してみてください。
ボリュームが結構あるので、一つ頼んでご家族や友人とシェアがおすすめですよ。
クレムシュニテ
ザグレブ近郊のサモボルという街が発祥のクロアチア伝統スイーツ「クレムシュニテ」。
ふわふわぷるぷるの卵風味のカスタードと生クリームをパイ生地で挟んだデザートです。
海外のスイーツは甘すぎるものも多いですが、クレムシュニテは控え目な甘さでとっても美味しいので、サイズは大きいですがペロっと食べきれちゃいます。
ザグレブにはローカルなものからお洒落な雰囲気のカフェが沢山あるので、クレムシュニテの食べ比べをしてみるのも楽しいですよ。
番外編
手作りベーコン・生ハム
田舎の多くのクロアチアの家庭では豚を一頭買いして、ベーコンやサラミを手作りします。
添加物等の無駄なものは一切無く、ぶた肉・塩・スパイスのみで作った素材勝負です。
もしチャンスがあれば、ぜひ試してみてください。ほっぺたが落ちるほど美味しいですよ…!
チュバルチ・Čvarci
チュバルチは豚の脂身を油で揚げて、塩をたっぷりと振りかけたスナック。
外側はカリカリしておいしいですが、油と油のコンビネーションなのでかなり脂っこいです。年配の男性がビールと一緒に楽しんでいるのをよく見かけます。スーパーマーケットでも安く購入できるので、クロアチアのお手軽おつまみのような位置づけです。