【クロアチア・渡航情報】コロナ感染状況と対策まとめ

マスクをした医師が遠くを見つめる様子

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この記事は2020年12月12日の内容になります。
可能な限り正確な情報をお伝えするよう努めておりますが、情報が古くなる・誤情報が入るなどの可能性がございますが責任は負えませんのでご了承ください。必ずご自身で大使館やクロアチア現地情報を確認するようにしてください。

治まる気配がないコロナ(covid‐19)ですが、現地在住者がクロアチアでの感染状況と政府の対策をまとめてみました。

1日の感染者数

(参考:クロアチア政府公式コロナウイルス情報HP)

12月に入ってからは爆発的に増加していて、日々最高記録を更新してしまっています。
12月12日の新規感染者は4,135人(現時点の患者数:2万5,270名/累計患者数: 17万2,523で、これまた過去最高でした。
現時点での累計患者数17万2,523名に対して死亡者数2,562名(死亡率1.4%)、入院2,792名、その内の295名が人工呼吸器を使用中となっています。

ここまで爆発的に感染が広がっている理由ですが、やはりヨーロッパでは日本のようにマスクの習慣がないことが理由の一つだと思います。マスク直用は罰金ありのルールなので公共の場では着用を守っていますが、友人や同居していない家族や親せきに対してはマスクを外している場面をよく見かけます。コロナに対して楽観的というか、「そこまで怖がる必要はないんじゃない?なったらなったで、大部分の人の症状はインフルエンザのようなもの」という雰囲気があります。

人口規模で考えると異常な感染者数

クロアチアの人口は2020年時点で約400万人なので規模で言うと日本の30分の1です。(日本の人口:1億2,600万人)
つまり、単純に日本の人口に当てはめると毎日14万人弱の新規感染者数になります。これまでの累計感染者数は17万2,523人でクロアチア人口の約4%が感染したことになります。

政府の対策

他のヨーロッパ諸国と似た対策をとっており、具体的には以下のルールが設けられています。(従わない場合は罰金:日本円で約8,500円)

  • マスクの着用の義務化
  • 25人以上の集会や行事の禁止
  • 11人以上のプライベートな集まりの禁止
  • 飲食店の営業短縮&停止(デリバリーのみ可)
  • 店舗内に一度に入店可能な人数を制限(店舗面積に比例)
  • 結婚式の中止
  • スポーツクラブの営業の停止

実際に厳しく取り締まりが行われているので、皆しっかりと守っています。ただこれから訪れるクリスマスはクロアチアの人々にとって一年間で最も大きなイベントで親戚や近所の友人と大勢で集まってお祝いするのが通例ですので、更に感染が広がってしまうのではないかと心配です。11人以上の集まりは禁止、かつ違反者を知る人はレポートをするようにとの通達も行われており、クロアチア政府のなんとか感染拡大を止めようと努力している様子が伺えます。

PCR検査の受けやすさと値段

日本も段々と検査体制が整い、以前に比べると受けやすくはなってきているようですが、クロアチアでは濃厚接触者以外でもコロナの症状が出ていると見受けられた場合は比較的簡単に検査が出来ます。毎日1万件以上のPCR検査が行われており、現時点までに85万回行われました

国境と渡航情報

クロアチアは、12月1日~12月15日までクロアチア国境の通過を禁止・制限する措置を実施しています。

ただし、日本はEU域内国境管理に関する入域制限解除の対象国として指定されており(12月12日時点・随時見直しされるので注意)、日本から直接入国する場合はPCR検査や入国後の自主隔離なくクロアチアに入国できます。しかし日本からクロアチアへの直行便は存在していないので、実質入国は難しいかと思います。クロアチアを最終地点として向かう場合はEU市民及びシェンゲン協定加盟国の市民及びその家族や滞在ビザがある方・EU又はクロアチア内で勤務している方・就学目的等が例外として認められています。渡航する場合は、クロアチアの政府HP、在クロアチア日本大使館の最新情報をしっかりと確認してください。

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