クロアチア・ロヴィニの歴史
東ヨーロッパのクロアチアの都市であるロヴィニ。
イストリア半島の西側に位置しており、アドリア海を望む美しい街並みが有名です。
近年ヨーロッパ内での知名度も上がり、ザグレブ・ドブロブニク・スプリット・プリトヴィツェに並ぶ人気観光地になっています。
約500年間ベネチアの支配下にあったことにより、迷路のような狭い路地や家の様式や建物など、どこかベネチアを感じさせる街並みがあります。
ロヴィニの治安は良い?悪い?
あまり聞きなれない街なので治安はどうかな?と不安かもしれませんが、心配はご無用!
ロヴィニは治安の悪さとは無縁のとっても安全な街です。
観光地でよく見る警察官や警察車両も全く見かけませんでしたし、小さな子供連れのファミリー層も多かったです。
アドリア海に面しているのでドブロブニクとよく似た雰囲気ですが、実はロヴィニは穴場エリア。
ドブロブニクに比べると、アジアからのお客さんは殆どいません。
のんびりと過ごす夏のバカンスの避暑地としてヨーロッパの方々が1ヶ月程度の長期滞在で訪れる方が多く、皆ゆったりと過ごしていました。
魔女の宅急便のモデルと言われても疑わない
街がとにかく可愛いロヴィニは、石畳を歩いているだけでウキウキ楽しい気分になります。
また魔女の宅急便のモデルと言われても納得するほど、ふとした景色が映画内のシーンとよく似ています。
家は三角形のとんがり屋根がスタンダードなところもぴったりマッチしています。
これまで魔女の宅急便の背景に注目していなかったんですが、欠けた塀や街の小さなお店で売っている小物が本当にそっくり…!
クロアチアはどの街も「ジブリ風」なんですが、ロヴィニは海に面しているところや街の大きさ的にもかなり近いように感じました。
港町なので街の端からは透き通るアドリア海を望めますし、街でメガネの縞々模様の男の子を見かけたときは「えっ、トンボ!!」とテンションがかなり上がりました。
おススメ観光スポット
ロヴィニの外せない絶景スポット!
ロヴィニに来たらこの絶景は外せません!
美しいアドリア海とロヴィニの街のコントラストが息をのむほど素晴らしい…。
時間を忘れて、何時間でも眺めていられそうです。
この景色を観れただけでも「ロヴィニに来てよかった…」と思うほど素晴らしいものでした。
クロアチアの建物ってどこを切り取っても絵になるんですよね。これからの街歩きも更に楽しみになりました!!
チトー広場
ロヴィニ旧市街の真ん中に位置するチトー広場は、夕方からは路上ライブやマジックパフォーマンスなど様々な催しが行われています。
ロヴィニは日が照り付けるお昼と日が沈む夕方から夜にかけて、全く異なる顔を持っています。
こちらのチトー広場も日中は誰も足を止めませんが、涼しく穏やかな気温になる夕方には真っすぐ歩くことが困難なほどの人だかりが出来ます。
バビル門
バビル門は旧市街への入り口。
この門をくぐればロヴィニに来た!!!と感じることが出来る街並みが待っています。
つるつるとした石畳が広がる道を歩けば左右に可愛いお店やアパートが所狭しと並び、女の子の憧れを詰め込んだ世界が広がっています。
ロヴィニの旧市街は広さで言えば小さいですが、地形を生かした建物の中に入る魅力いっぱいのお店たちについつい足が止まってしまってしまいなかなか先に進めません。
キキになった気分でロヴィニ旧市街を歩こう!
ヨーロッパの古い街並みが好みな筆者ですが、ここは格別。
ドブロブニクでも猫ちゃんたちがお迎えしてくれたけれど、ロヴィニでも大歓迎を受けました。
ジジもちゃーんといましたよ!
ロヴィニの街は細い路地が入り組んだまるで迷路のような街並みをしています。
お店やレストランも小さなスペースを上手く利用してとっても可愛い街並みの演出に一躍買っています。
お店の前にテーブルとイスを置けば、まるで絵画のようなテラスに早変わり!
どこをとっても写真スポットでなかなか先に進めません。
地元マーケットで朝ごはんを買おう!
海外旅行で外せないローカル市場。もちろんロヴィニにもありますよ!
色とりどりのフルーツや新鮮なお野菜など所狭しと並んでいて、まるで宝石箱のようにキラキラしています。
市場で好きなフルーツをいくつか選んで、パン屋さんでブレク(クロアチアの国民的なパイ)と飲むヨーグルトを買ってクロアチアっ子の朝食を楽しむのも素敵な旅の思い出になるかも?
私も塩パン片手(2kn=32円!)に街歩きを楽しみました。
地元の人に混じってのお買い物はなんだかテンションが上がります。
街のシンボル!聖エウフェミヤ聖堂
美しい聖堂前は街の憩いスポット。
歩き疲れた人たちがのんびりとアイスやパンを片手にくつろいでいます。
高いところが大丈夫なら全力でおススメしたいのが、聖堂の上からの景色。
何十段とある木の階段を登った人だけが見れる絶景が隠れているんです。ロヴィニの街を見下ろすこの景色は必ず見ておきたい…!魔女の宅急便のキキが箒から見ていた景色ってこんな美しい絶景だったのかも…なんて思わず妄想してしまうほど。
更にロヴィニに一泊する予定のある方は、ぜひ日が落ちた後の夜の聖堂もご覧になってみてください!
星空が輝く中、美しくライトアップされた聖堂の前ではよくギタリストによるライブが行われています。選曲はロマンチックなものばかりで思わずうっとりとしてしまいます。
カップル・夫婦でのロヴィニではかかせない夜のおすすめスポットです。
疲れたらアドリア海のビーチに飛び込もう!
ロヴィニの街は海に面しているので、観光に疲れたら海に飛び込めちゃうんです!
筆者もカンカン照りの日差しに体力を奪われ、冷たい海を楽しみました!
最初は「メイクも取れるし、髪の毛濡れるし、泳いだ後どうするの~!」って乗り気じゃありませんでしたが、いざ海に入ると最高でした!!!
綺麗な透明な海なので、海の底まで見えてシュノーケリングも楽しめるし、魚やウニやカニなどもいるしでとっても楽しい!(筆者はテンション上がりすぎて、何度かウニ踏みました)
ヨーロッパの夏はカラッとしているので海から上がって10分ほどすれば身体は完全に乾いたので、心配だった泳いだ後もすぐに着替えることが出来ました。
ロヴィニのビーチで味を占めた私は、近場の観光地プーラやポレチュでも迷いなく泳ぎました。観光とアドリア海のビーチを両方楽しめちゃうなんて素敵じゃないですか?
ロヴィニを訪れる際は、水着とタオルを忘れずに!
シーフードに舌鼓!ロヴィニおススメ料理
お洒落なオープンテラスレストラン
ロヴィニを訪れたら絶対に食べたかった料理がこちら。海目の前に位置するマエストロのシーフードグリル!(140kn=2,500円)
ガイドブックには載っていませんが、ヨーロッパの観光客の中では断トツ人気のオープンレストランです。
アドリア海に来たら、スカンピ・イカ・エビがふんだんに盛り付けられているシーフードプレートがどうしても食べたかったんです。
スカンピは旨味たっぷりでエビも大きくぷりぷり、イカもとっても柔らかくて最高に美味しかったです。
こちらのレストランは常に混んでいるので、出来たら予約をしたほうが安心です。
ピザも外せない!
長らくベネチア共和国の支配下にあったことより、ピザやパスタがとっても美味しいロヴィニ。
驚いたのが、見るからに観光客用のレストランでもちゃーんと美味しいんです!しかも大きなピザ1枚が€10と、価格もお手頃。
適当に入ったレストランでも、ロヴィニでのご飯は本当にハズレがありませんでした。
ああ…またあのピザとシーフードが食べたい…。
ビーチ目の前!可愛い絶景カフェ
旧市街のアドリア海側を歩くと、海を望めるカフェが沢山!
冷たいカクテルやフルーツジュースを飲みながら海を眺めていると、「ああ…本当に私は今クロアチアにいるんだなあ」と実感してテンションが上がりました。透き通る海は泳いでる魚も見えて、夏気分満点です。まさにこれ以上ないフォトジェニックスポットでした。
聖堂下のカクテルバー
ロマンチックな夜を演出したい方にはこちらのがおすすめ。何万もの星空が広がるしたで飲むお酒は格別に美味しいですよね。
アドリア海+満点の星空+美味しいカクテルは旅行を一生忘れられない思い出にしてくれます。
アイスも忘れないで
夏の街歩きのおともといえばアイス!10kn(170円)とお手頃価格♪
日本ではなかなか食べられない、パイナップルアイスが濃厚でジューシーでオススメです。
街を背景にとれば、なんともお洒落な写真が完成します。
ヨーロッパの灯りって暖かくて本当に素敵。何を撮ってもお洒落で写真が上手くなった気分になります。
ロヴィニ旅行記/ブログ
ロヴィニ・プーラ・バレ・フム・ポレチュへ4泊5日の旅行をしたので、ブログ形式に旅行記を書きました。
こちらでは時系列に沿ってもう少し詳しくロヴィニ旅行を紹介しているので、良かったら読んでみてください♪
ロヴィニへのアクセス/行き方
イストラ半島は最高におススメな観光エリアですが、惜しいのがその立地。
クロアチアを訪れる方はザグレブ・スプリット・ドブロブニクをメインにされることが多いかと思います。日本からクロアチアへの直行便はまだないので駆け足でメイン観光地を観て周るのが一般的です。
ロヴィニは人気観光地なのでザグレブやプーラからバスは出ていますが、限られた日数の旅行で遠く離れたイストラ半島へは行きづらいんですよね。
バス
ヨーロッパ周遊中や時間がある方は、ザグレブからの直通バスが一番便利です。
個人的にはドブロブニクによりロヴィニ(イストラ半島)の方が好みなので、ツアーでなく個人でクロアチア旅行を考えているならイストラ半島(ロヴィニ・プーラ・バレ・ポレチュ)をメインにした観光ルートがおススメです。
各都市に直通バスも出ていますし、ドブロブニクに比べると物価も安くお手頃に満足な旅が出来ます。
イタリアからフェリー
おススメなのがフェリー。
こちらはイタリアのベネチアから約3時間の船旅になります。
ベネチアをスタートにして、ロヴィニを中心としたイストラ半島ツアーなんて最高だと思います。
または、ベネチア→ロヴィニ→プーラ→ドブロブニク→ザグレブ(飛行機)も移動しやすく見どころをバッチリ押さえられます。
クロアチアへの航空券
現在クロアチアへの直通便はなく、ソウル・フランクフルト・パリ・ドバイ・ドーハなどを経由することになります。
航空券購入はサプライスSurprice(HISのグループ会社)という予約サイトが一番安いことが多いのでおすすめです。
頻繁にセールや割引を行っているので、HIS本体の公式サイトよりも安くなることが多いので要チェック!