丁寧に解説！ザグレブのトラムの乗り方とチケット料金＆購入方法

ザグレブ空港からバスで中央バスステーションまで来た場合や、ミロゴイ墓地や滞在ホテルなどの中心から少し離れたスポットに行く場合はトラム利用がとっても便利です。

ザグレブのトラムの乗り方は簡単ですが、日本とは少しシステムが違うのでチケットの購入方法・乗り方をこの記事で詳しくご紹介します。

チケットの料金

紙のチケット価格

＊注意＊いずれのチケットも一方向のみで利用可能

チケット料金は4kn（70円）からと安いのが嬉しいですね。

ザグレブの街は小さいので、基本的に4knのチケットで充分です。上記以外に観光客用のワンデーパスなどもありますが、観光スポットは旧市街に集まっていてトラムを利用することは少ないので都度購入で大丈夫だと思います。

*注意*
チケットの有効時間は打刻時刻から30分間でバス⇔トラム間の乗り換えも可能ですが、最初に乗車した方向と別の進行方向には乗れません。
例えば、市内行きのトラムに乗り目的停車降り場を通り過ぎてしまっても、逆方向のトラムで戻ることはできないので注意してくださいね。

ザグレブのトラムやバスのチケットは赤いのれんの「TISAK」という、小さなキオスクで買えます。
クロアチアのコンビニみたいなもので、新聞や雑誌・お菓子・水・タバコ・チケットなどが購入できます。

TISAKはバスターミナルはもちろん、街中ではバスやトラムの停留所近くに必ずあるのでいつでもチケットを購入可能です。トラム内で運転手さんから購入もできますが、割高になるので出来たら事前購入がおすすめです。

購入時は、店員さんに必要な種類と枚数をシンプルな英語で伝えましょう。
30分間のチケット1枚（2枚）の場合はこちらのフレーズか、画面を見せてください。

“1(2), 30 minute tram ticket please.”
（30分間のチケットを1（2）枚ください。）
”Tramvaj kartu, molim”
（トラムチケットをください）
“trideset minuta”（30分間）

乗車したら黄色い打刻機にチケットを通して、日付と時刻を打刻する必要があります。
トラム内にいくつか打刻機はありますが、紙のチケットの打刻機は前方にしかありません。

トラム内が混んでいる場合、なかなか動けないので運転席近くのドアから乗るようにすれば安心ですよ。

ヨーロッパの電車はトラムは性善説に基づいたシステムですが、なかにはうっかりチケットの打刻を忘れたり買い忘れちゃう人もいます。

私も1度だけチェックに当たったことがあります。
服装では絶対に分からない普通の洋服のおばあちゃんが突然トラム内で機械を出して、チケットの確認を始めたんです。それを見て後方から数人が慌てて打刻機まで走ってチケットを打刻していました…(笑)

なかなかチェックに当たることはありませんが、打刻を忘れてしまった場合の違反料金は最大800kn（14,000円）なので気をつけましょう！

ザグレブ空港からバスで市内へ向かう場合、中央バスターミナルからトラムを使うことになります。

バスターミナルからイエラチッチ広場までは6番線の直通で約15分で到着ほど。Tisakもターミナル内にあるので、チケットを購入できます。

バスステーションを出ると目の前にトラム乗り場（AUTOBUSNI KOLODVOR）があるので、バスステーションから遠い方のトラムに乗ってください。

バスターミナルを正面に、右の進行方向のトラムです。逆に乗ってしまうと市外へと出てしまうので注意してくださいね。

日本の電車と使い勝手が違うので最初は分かりにくいかもしれませんが、慣れるととっても便利なザグレブのトラム。

料金も安く頻繁に運航しているので、ぜひ上手に利用して素敵なザグレブ観光を楽しんでくださいね。