古代ローマ時代にディオクレティアヌス帝が退位後の余生を過ごしたクロアチアのスプリットは美しいアドリア海の沿岸に位置し、旧市街ローマ時代の遺跡が今なお残っています。
スプリットの街はザグレブに次ぐ第2の都市ですが、見どころは旧市街なので半日から一日あれば充分です。今回はそんなスプリットの観光スポットを写真つきで分かりやすくご紹介します。
スプリットの街で見逃せない観光スポット
スプリット旧市街
スプリットは古代ローマ時代の遺跡が残っており、旧市街全体が世界遺産に登録されています。
さらに遺跡内には今もなお人々が住み続けているという世界でも稀有な場所です。そんなスプリットでは、道を歩いているだけでローマ時代にタイムスリップした気分が味わえます。
ディオクレティアヌス宮殿

スプリットで絶対に外せないディオクレティアヌス宮殿。
宮殿の中庭「ペリスティル」

ディオクレティアヌス宮殿に面する広場はスプリット一番のフォトスポット。
旅行者の皆さんの休憩スポットにもなっているようです。みなさん、階段に腰かけてのんびり休んでいます。
1700年前の建物が現代にこうして残っており、それを実際に目でみて足で感じられるなんて、なんだか不思議な気分です。やはり歴史はロマンを感じます。
ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝は退位後、余生を過ごす安息の地としてスプリットに「ディオクレティアヌス宮殿」を建てました。宮殿の地下にはローマ時代のまま地下空間が残っており、貴重な遺跡が保存されています。
ここは前後左右が遺跡に囲まれているので、どこを撮っても遺跡がカメラ内に収まる映え写真を撮ることができます。私のお気に入りは鐘楼をバックに下からカメラと顔を入れるショットです(笑)
携帯をギリギリまで地面に下げると、塔のてっぺんまで綺麗に写真に収まりますよ。
この広場で販売されていたパイナップルジェラートが人生で一番美味しくて、いまだに夢にみるので是非ジェラート屋さんを見かけたら試して見てください。移動式ショップのお店でしたが、パイナップルのジューシーさと甘酸っぱさが最高でした。
「聖ドムニウス大聖堂」

聖ドムニウス大聖堂は本来はディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられました。
ディオクレティアヌス帝はキリスト教を大弾圧したことで有名ですが、皇帝の死後、皮肉にもこの霊廟はキリスト教の教会として使われることになりました。
鐘楼の高さは約60メートルあり、入場料(10クーナ/約180円)を支払えば塔のてっぺんまで階段で上ることもできます。
絶景のスプリットの街を上から眺めることができるので、勇気のある人はぜひ登ってみてください。(かなりの長い&怖い階段なので、高所恐怖症方は注意です…!)
金の門

スプリット旧市街は東西南北にある4つの門、「銀の門」「金の門」「青銅の門」「鉄の門」で守られています。

入り組んだ小さな路地も今なお残っており、ローマ時代の歴史を垣間見ることができます。
旧市街内には遺跡を利用して作られたレストランやカフェもあるので、観光の合間にゆったりとお茶やランチを楽しむことも出来ます。
グルグール・ニンスキ像

足の先を触るとご利益があると言われています。
沢山の人がなでるので、つるつると輝いていました。
アドリア海が輝くプロムナード

ガイドブックによく載っているこの景色はリゾート感たっぷりの華やかな雰囲気。
プロムナード沿いのレストランやカフェでお茶をしたり、のんびりお散歩している人たちが沢山です。
夏の日が落ちる直前の夕暮れ時は海と夕日のコントラストがとても美しいので、時間があれば観光の終わりにクロアチアの海を眺めるのも素敵な旅の思い出になりますよ。
スプリット観光まとめ
✓グルグール・ニンスキ像
✓ディオクレティアヌス宮殿
✓宮殿の中庭「ペリスティル」
✓「聖ドムニウス大聖堂」
✓プロムナード沿い
クロアチアにはスプリットやプーラなど、古代ローマ時代の名残が残る素敵な都市が多くあります。
ザグレブやプリトヴィチェ国立公園・ドブロブニクなどが日本では有名ですが、日程に余裕があればスプリットで一泊してのんびりと現地の暮らしを感じたり他の都市にも足を伸ばしてみてください。美しい景色や素敵な街並みに癒されること間違いなしです。
皆さんのクロアチア旅行が素敵なものとなりますように♡