仕事場は空の上で文字通り世界を飛び回るという、なんとも夢のある響きがあり倍率も高い職種ですが、実際にキャビンアテンダントになるために必要な条件って?
今回の記事ではキャビンアテンダントになるために必要な条件についてまとめてみました。
因みに、キャビンアテンダントの呼び方としては客室乗務員・キャビンクルー・CAと色々ありますが日系や外資系、また会社によって変わってきます。
私がいた中東のエミレーツ航空では「CABIN CREW(キャビンクルー)」と言われていました。
キャビンアテンダントに必要な身長は?
身長が高いイメージがあるキャビンアテンダントですが、実際に募集条件に身長や体重制限はあるのでしょうか?
日系エアライン・CA体重身長の条件
日系では身長に関する条件は特別記載されていないことが多いです。
日系国内線にお客さんとして乗ったときに感じるイメージとしては、158㎝ほどの方が多い気がします。
外資系エアライン・CA体重身長の条件
多くの外資系航空会社では身長160cmが足切りラインとされいることが多いです。
中東系エアラインではそれにプラスして、アームリーチ(背伸びしてある高さまで手が届くか)も重要になってきます。
また体重に関してですが、中東3社はhealthy Body Mass Index (BMI)値を募集要項に記載している場合があります。
こちらは決して痩せた体型が良いという意味ではなく、極度に痩せていたり太っていたりしていない健康的な体重が好ましいということです。
在籍していたエミレーツ航空では、身長167㎝の私はかなり小柄なほうでした。体重は入社時点では48kgでした。
エアライン受験のために食事制限や筋トレを頑張り、身体づくりをして7キロ絞った結果です。元は筋肉なしで55キロのぷにぷに体型でした。
入社後後は機内食が美味しすぎて入社後1年で7㎏ほど増えましたが、制服のスカートがキツすぎてダイエットいたしました…笑
キャビンアテンダントに必要な英語力(TOEICの点数)は?
日系航空会社
JALやANAなどの日系エアラインではTOEIC600点が最低ライン。
英語が例え苦手でもTOEICはコツがあり勉強次第で点数が上がるので、目標点数に向けて努力することが大切です。
アジア系エアライン
シンガポール航空や大韓航空、エバー航空、キャセイパシフィック航空など人気のアジア系エアラインの募集条件はTOEIC550~600点がライン。
面接も英語のみになってくるので、TOEICの点数はもちろんスピーキングやリスニング力も必要です。
中東系エアライン
エミレーツ航空・エティハド航空・カタール航空の中東御三家は「英語堪能」の表記のみ。
CV(レジュメ)の提出から最終面接まで、採用過程は英語のみとなります。
TOEICの点数ではなく、実際に面接時に受験者の英語力を見て判断します。
ヨーロッパ系エアライン
KLMオランダ航空・フィンエアー・ヴァージンアトランティック航空なども「英語堪能」の表記で、英語でスムーズにコミュニケーションが取れることが必須。
面接はもちろん、合格後のトレーニングも全て英語なのでしっかりとした英語力がないとついていけません。
ヨーロッパ系や中東系を目指す方はTOEICはあくまで指標、「英語が理解できる」ではなく、「英語で仕事が出来る」ことが重要です。
キャビンアテンダントの採用就職に有利な学歴や大学は?【大学?短大?専門学校?】
キャビンアテンダントになるのに、学歴や学部は全く関係ありません。
JALやANAは大学短大専門学校卒で受験資格がありますし、中東3社に至っては高校卒業資格があれば受験出来ます。
私のいたエミレーツ航空では医者や看護師、救急救命士、弁護士などの経歴を持つ人や大学を休学して入社した人、短大や専門学校を卒業した人、ウェイターやバーテンダーをしていた人など、バックグラウンドも年齢も本当にバラバラの人達が世界中から集まってきていました。
日本人クルーでも国公立・私立・短大や専門学校など本当に幅広く様々な人が在籍していました。あえていうならば、「関西外国語大学」出身クルーが多く、大学の学部も海外文化や外国語に関連した経歴が割と多いイメージでした。
キャビンアテンダントは保安要員+接客業なので、面接試験で自分の強みをしっかりとアピールできれば合格に近づきます。